二千年蓮による"幻の織物"、十日町に蘇る

20141118_21.JPG 20141118_22.JPG
(写真左/藕糸織を完成させた皆さん。
左から関口重敏さん、佐野良吉さん、俵山隆敏さん、藤巻嘉夫さん、金子賢一郎さん)

 市は、17日の定例記者会見で、市内在住の織物技術者・藤巻嘉夫さん(ふじまき・よしお、79歳)と4名の協力者が、二ツ屋の二千年蓮を使い、"幻の織物"・藕糸織(ぐうしおり)を完成させたと発表した。

「藕糸(ぐうし)」とは蓮の茎にある繊維・ハス糸のこと。藕糸織の作成には技術や手間を要し、今日ではほとんど生産されることがなく、仏教との関わりで古来から珍重されてきたこと等から、"幻の織物"とも呼ばれている。

今回完成した藕糸織のサイズは、幅44.5cm・長さ130.5cm、重さ31g。3年間で作ったハス糸約2,400mを使って作成。温水に浸すことで溶ける特殊な補強糸に撚りつけた糸で織ることにより、縦糸・横糸すべてが藕糸からなる織物が完成した。市担当者は、現時点で未調査と前置きしながらも、「このサイズで、かつ藕糸100%の織物は他にないのではないか」と説明した。

藤巻さんは、約30年前から、十日町を代表する蓮の二千年蓮を使い「強靭で、藕糸100%であること」にこだわった藕糸織の研究に取り組んできたが、なかなか満足いくような結果が得られなかった。そんななか、二千年蓮が十日町に植えられたゆかりを知る郷土史家の佐野良吉さん(さの・りょうきち、89歳)が藤巻さんの活動を知り、共鳴した佐野さんの働きかけにより、2年前から4人の仲間とともに糸づくりを行ってきたという。

完成した心境を尋ねられた藤巻さんは「感無量。十日町の織物の技術は他の産地よりも高いことを見せられた」と答え、協力した佐野さんは「これは十日町の貴重な文化財となる。完成したことは生涯の喜び。夢が実現しました」と満面の笑みだった。

この貴重な藕糸織は市博物館に寄贈され、市は今後の保存や公開等について検討していくという。


【PR】
「十日町・津南を元気にする!」ORADOKOマガジン最新号「忘新年会&スキー場インフォメーション」は11/10配布開始!
十日町・津南の交通・路線・積雪情報
十日町・津南のライブカメラ
十日町市の子育て情報満載!「めごめご.net」
十日町市の出会いイベント「ハピコン」情報はコチラ!



人気ブログランキングへ 十日町・津南、郷土のニュースを応援クリック!



▼TOPページを表示

logo.gif

2016年6月のカレンダー

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

▼読者登録&フォロー

rss2_1-07.png iconsetc-promo-twitter17.png

▼youtube&ustream

Youtube ustream

▼フリーペーパー

▼リンク

▼携帯で読む

▼運営者

top4.gif

▼エフエムとおかまちのTwitter

アーカイブ