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vol.043 丸山 太

    丸山 太 【ヨーヨープレーヤー】

    きらり~あの人この人~ vol.043

     

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     丸山 太(まるやま・ふとし)

     十日町市出身。32歳。会社員。仕事の傍ら毎年ヨーヨーの世界大会に出場。
     全国大会2011ジャパンナショナルヨーヨーコンテスト準優勝。世界大会ワールドヨーヨーコンテスト2017決勝6位。
     日本を代表するヨーヨープレイヤー。




    社世界中の人と友だちになれた

    ― ヨーヨーに出会ったきっかけは。

    丸山(以下、丸) 小学3、4年生の時にハイパーヨーヨーブームがありまして、両親にヨーヨーを買ってもらって始めました。
     最初はただ楽しくて練習していたのですが、おもちゃ屋さんでヨーヨーの技の認定会っていうのがあって、その時に当時一番難しい技をたぶん十日町市で最初にやったのが小学生の私で、その時に自分はヨーヨーが上手くなるんじゃないかなと思ったのが最初です。

    ― 日本人の体形とか性格はヨーヨーに向いているのでしょうか。

    丸 実はヨーヨーの世界では、日本人が最強と言われています。世界大会ではいくつもの部門があります。例えば片手で回す部門とか両手で回す部門とかいろいろあるのですが、基本的に毎年日本人が優勝だったり上位独占をしています。
     曲芸やジャグリングと比べて道具が小さく細かい動きが多いので、手先が器用で細かい作業が得意な日本人には合っているのではないでしょうか。それから他のスポーツと比べて狭い家の中でいつでも練習ができるので、練習環境の違いによる影響を受けにくい。かつてのコカ・コーラ ヨーヨーブームやハイパーヨーヨーブーム、スケバン刑事などもあり、日本人の誰もがヨーヨーを知っているというのがあると思います。

    ― 丸山さんはヨーヨーにアクロバティックな動きを取り入れていますね。

    丸 ジャンプしたり足を高く上げたりすることをヨーヨーと組み合わせたのは、自分がパイオニア的だった思います。ただジャンプしたとか足を高く上げただけではダメで、技の合理性と言うか、ジャンプするからこの技が出来ると言うか、体の動きとヨーヨーが組み合わさっている必要があります。
     そこを考えて技を作らないとなかなか評価されません。逆に言えば、体の動きとヨーヨーの動きが上手く組み合わさっていれば評価されます。

    ― ヨーヨーの世界大会はどうやって競われるのですか。

    丸 わかりやすく言えば、フィギュアスケートのような審査が行われます。ヨーヨーの場合決勝戦で3分間の自由演技をします。3分間自分が選んだBGMに合わせて自由に技を披露します。それを見て審査員が技術点と芸術点を採点します。
     新しい競技なので年々新しい技も増えていますが、技の新しさや難易度が高ければお客様や審査員に伝わるかと言うとそうでもないので、プレイヤーもそこを自覚してお客様や審査員に伝えていくという心掛けが必要になってきます。

    ― ヨーヨーを通じて外国人と交流するのは良いことですね。

    丸 私は国内のヨーヨーメーカーからスポンサードされているのですが、同じメーカーから外国の選手も受けていまして、韓国、米国、チェコ等が同じチームのメンバーなので親交があります。私も英語が得意ではないのですが、何処に行ってもお互いただヨーヨー好きな兄ちゃん達なので(笑)。ヨーヨーに関する単語は通じるから、簡単な単語と身振り手振りで伝わります。

    ― ヨーヨーと出会って良かったことは。

    丸 世界中の人と友達になれたことは良かったと思いますし、パフォーマンスの依頼を受けていろんな所に行けたり、私は普段は普通の会社員なのでテレビ、新聞、ラジオの取材を受けたりとか、いろんな経験をさせてもらえるのは、ヨーヨーをやっていなかったらなかなかできないことだと思います。
     あと、ヨーヨーの大会で出ようと思ったら、外国にも自分一人で手続きをして行かないといけないし、大会の時に使う音楽も自分で編集したり使用許可を取ったりしないといけません。衣装を用意したり、自分が使うヨーヨーの設計にも携わるので、いろんな事を競技ヨーヨーを通して体験したり、学んだりできるところです。

    ― いつかは世界の頂点を目指しますか。

    丸 そうですね。20代の時は世界大会の優勝候補と言われたときもありましたが、30歳を越えると体が少し重くなってきたなと。近年は中高生などの若い選手が非常に伸びてきていて、今は若い世代と私たちハイパーヨーヨー世代のおじさんたちとの闘いになっています(笑)。

    (2019年4月取材)





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