みどりの部屋プロジェクト!

庭野です。こんにちは。

大地の芸術祭の会期は、残すところあと一週間です。

ついこの前始まったと思っていたのに、もう閉幕が見えてきました。。。

まだ見ていない作品が多数あるのですが、どうしましょうか。。。

 

9月に入ってキナーレの周りには、まだまだ県外ナンバーの車がたくさん訪れています。

今日は特に、県外の車が多いような。駆け込み組の方でしょうか?

本日も暑いので、気を付けて安全に作品巡りを楽しんでくださいね。

 

先週の金曜日の夕方の放送で紹介した、「緑の部屋プロジェクト」とワークショップについてレポートします。

 

「みどりの部屋プロジェクト」は、2006年、2009年の大地の芸術祭でも展開されていた作品です。

今までは松代の仙納集落で行われてきましたが、今年の第5回大地の芸術祭からは場所を変えて

十日町の八箇地区にある旧市営スキー場のスキーハウスが会場です。

今回も仙納であると勘違いして、作品が見つからなくて探し回った、という方もいらっしゃったとか。

前回、前々回の作品を気に入ってきてくださる、リピーターが多いのも、この作品の特徴です。

 

建物の部屋の中を、緑色の葉っぱの絵で埋め尽くすというシンプルな作品ですが、なかなか奥が深い。

最初は白かった壁がだんだん緑に染まっていく様は、圧巻なのではないでしょうか?

紙の下に描きたい素材(葉っぱ)を挟んで鉛筆で塗りつぶすことで凸凹を表現する、

フロッタージュという技法で作り出した緑色の葉っぱ。

集まった数はなんと3万枚に迫る勢い・・・!

3万枚の葉っぱと考えると、すごくないですか?

今回はその、集まった葉っぱ約3万枚を壁に貼り付けるワークショップに参加しました。

 

夜7時過ぎにスキーハウスだった建物に入ってみると・・・

 

トントントントントン

ドンドンドンドンドン

コンコンコンコンコン

 

という、何やら怪しい音が響いてきました。

階段を上がった二階から、大工仕事をしているような音が複数聞こえているのですが、

一階の受付には誰もいない・・・?

 

「ゴ、ゴメンクダサイ・・・」

 

片言で思わずつぶやいて階段に向かうと、

「おや、誰かが来たかと思ったらお客様?展示はもう閉めていますが

 ちょうど貼り付け作業をしているので、よかったら体験していきませんか?」

と、渡りに船的なお誘いを受けて、二階へ上げていただきました。

 

ここでは「みどりの部屋を成長させよう!」というワークショップが開かれている、はず、なんですが、

夜の開催はなかなか参加者が集まらず、地元の方と作者の酒百宏一(さかお・こういち)さんで作業を進めていらっしゃいました。

 

集めたフロッタージュの葉っぱをボンドで次々に壁に貼っていく、地味に根気とスピードが求められる作業。

トントン聞こえていた音は、葉っぱを写し取った紙をこすらないようにして壁に貼り付けている音だったんですね・・・!

 

midori04.jpg

↑お父さん方がボンドを塗っている図

 

midori05.jpg

 ↑ひとつひとつ貼り付けています。こすると色鉛筆が薄くなるため、抑えるようにトントントン・・・

 

midori06.jpg

↑壁にはこんなたくさんの種類の種類の「みどりの葉っぱ」が貼り付けられています。いろんな緑色がありますね。

 

midori01.jpg

↑白いTシャツとジーンズが作者の酒百さん。「上部がまだ白い隙間になっているので、上を重点的にやります。」と指示。

 

midori02.jpg

↑秘密兵器、脚立!これで高い所も手が届く!

 

和気藹々と作業をしながら、いろんな話を聞くことができました。

地元関根・浅之平のボランティアの方は、芸術祭に参加するのが初めてで勝手がわからないが、

みどりの部屋を探してここに来た、というお客さんが多くてびっくりした。

リピーターにも初めて来たという方にも喜んでもらえるのでやりがいがある。と言われていました。

 

酒百さんは、「どんどん部屋が成長していっている。最終的には溢れるくらいの緑になるのではないか?」と

きらきらと目を輝かせて「みどりの部屋プロジェクト」のこれからをお話をされていました。

土に還る前の枯葉を拾って、新緑のみどりに再生させるイメージが、この作品の出発点だったとか。

いつ来ても緑の部屋。雪深い妻有で、冬でも緑の部屋が成長していくなんて、素敵です!

 

midori03.jpg

↑酒百宏一さんにお願いして、みどりのお部屋をバックに記念の一枚パチリ!

 そういえばこの間、エフエムとおかまちでJ-waveの放送をしていましたよね?

 ラジオ聞きましたよ、と声をかけていただきました。

 とっても優しくて物腰の柔らかい、気さくな方でした。笑顔に人柄が表れていますよね。

 

黙々と作業すること2時間。気が付けば作業終了の時間午後9時になりました。

なかなかできない、夜の作品メンテナンス(設置?)作業を体験できて、

作品を作った方やボランティアの方のお話が聞けて、とても満足。

一般の参加者の方が少ないのがちょっと残念。

やっぱり、夜のイベントは参加が難しいのかもしれません。

 

会期中に、もう一度どんなみどりの部屋に成長したか見に行きたいです!

 

庭野

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote Check